2007年 01月 09日
音楽ですらない |
『圧巻は、ボロットさんの「声の変わり目」が聞こえること。
ボロットさんは高音の美しい声も、
「だみ声」のような超低音も、
自在に行ったり来たりしながら歌い続けます。
その変わり目の「気配」さえももらさずに
客席に伝わるのです。
声が変わる前の一瞬、会場には真空状態が訪れます。
たとえば、ジェットコースターの一番てっぺんで、
ふっと、おしりが浮くような感覚。
それが音の世界でおこります。
その音の「ふっ」を一瞬でも体験すると、
あとはこれまで経験したことのない世界が待っていました。
それはすでに「音楽」ですらありませんでした。
ボロットさんの声にからだをゆだねて、
どこまでも連れて行かれる快感です。
その時トッパンホールは
草原でした。
凍てつく原野でした。
青い峰を連ねるベルーハ山でした。
山深い湖のほとりでした。
伝説の王女オチバラが眠る墳墓でした。
時間が溶けて流れ出します。
今と昔は境目がなくなり、
自分の形や大きさがわからなくなります。』
ほぼ日より拝借 http://www.1101.com/khoomei/index.html
「音楽ですらない」
この言葉が好きだ
色んな音楽を理解したいと思って、ジャンル、国籍、年代、メジャー、マイナー、、、色んな音楽を聴いてきたし、友達の好きな音楽、その音楽のどの部分が好きか、とか、どんな音楽が流行っているか、とか、その音楽はどういう評価を受けているのか、とか、、、
その結果に対する回答ともいえるのかもしれないけど、
最近、この「音楽ですらない」部分がとても気になる。
友達が好きだから、自分も好きになった音楽、とか、音楽の中の採譜できない部分、とか、
その人の魂や人間性が乗っかった部分とか、時間軸上、空間上のある地点においてのみ輝きを放つ部分、とか、
そこが気になる。
そして「音」と「音楽」の境目を常に行き来する音楽家の探求は続く
ボロットさんは高音の美しい声も、
「だみ声」のような超低音も、
自在に行ったり来たりしながら歌い続けます。
その変わり目の「気配」さえももらさずに
客席に伝わるのです。
声が変わる前の一瞬、会場には真空状態が訪れます。
たとえば、ジェットコースターの一番てっぺんで、
ふっと、おしりが浮くような感覚。
それが音の世界でおこります。
その音の「ふっ」を一瞬でも体験すると、
あとはこれまで経験したことのない世界が待っていました。
それはすでに「音楽」ですらありませんでした。
ボロットさんの声にからだをゆだねて、
どこまでも連れて行かれる快感です。
その時トッパンホールは
草原でした。
凍てつく原野でした。
青い峰を連ねるベルーハ山でした。
山深い湖のほとりでした。
伝説の王女オチバラが眠る墳墓でした。
時間が溶けて流れ出します。
今と昔は境目がなくなり、
自分の形や大きさがわからなくなります。』
ほぼ日より拝借 http://www.1101.com/khoomei/index.html
「音楽ですらない」
この言葉が好きだ
色んな音楽を理解したいと思って、ジャンル、国籍、年代、メジャー、マイナー、、、色んな音楽を聴いてきたし、友達の好きな音楽、その音楽のどの部分が好きか、とか、どんな音楽が流行っているか、とか、その音楽はどういう評価を受けているのか、とか、、、
その結果に対する回答ともいえるのかもしれないけど、
最近、この「音楽ですらない」部分がとても気になる。
友達が好きだから、自分も好きになった音楽、とか、音楽の中の採譜できない部分、とか、
その人の魂や人間性が乗っかった部分とか、時間軸上、空間上のある地点においてのみ輝きを放つ部分、とか、
そこが気になる。
そして「音」と「音楽」の境目を常に行き来する音楽家の探求は続く
by tesseta3
| 2007-01-09 01:51
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