2009年 08月 28日
カマキリ |
近道するために抜ける駐車場の中
オレンジ色に照らされて、同僚の車が艶かしく光っている
夏の間に伸びた街路樹の枝が街灯にかかり
風が吹くたびに、その影で辺りが揺れる
足元には1匹のカマキリ
右、左、右と、機械的に歩を進める
踏みつぶすイメージ
踏みつぶそうとした瞬間、怪物になって、襲いかかって来るイメージ
そんな妄想をするぐらい、暇を持て余した脳味噌
帰ってたら、何を食べるか
どんなテレビがやってるか
誰かに連絡しようか
そんなことを考える習慣もない
背後からナイフを持った男が忍び寄る
カマキリをじっと見つめ、ことの顛末を見守っている
空気が張りつめていく
背後から突き刺さる鋭い視線を感じながら
男は、なおも歩を進める
オレンジ色に照らされて、同僚の車が艶かしく光っている
夏の間に伸びた街路樹の枝が街灯にかかり
風が吹くたびに、その影で辺りが揺れる
足元には1匹のカマキリ
右、左、右と、機械的に歩を進める
踏みつぶすイメージ
踏みつぶそうとした瞬間、怪物になって、襲いかかって来るイメージ
そんな妄想をするぐらい、暇を持て余した脳味噌
帰ってたら、何を食べるか
どんなテレビがやってるか
誰かに連絡しようか
そんなことを考える習慣もない
背後からナイフを持った男が忍び寄る
カマキリをじっと見つめ、ことの顛末を見守っている
空気が張りつめていく
背後から突き刺さる鋭い視線を感じながら
男は、なおも歩を進める
by tesseta3
| 2009-08-28 01:00